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「対物賠償」の保険金額の選び方

 任意の「対物賠償保険」は、自分で保険金額を選べるところが多い。保険金が安ければ、当然保険料も安くなるが、いざというときにカバーできないという事態も起こり得るので、その点も踏まえて設定する必要がある。

損保によって見解が違う!? 意外と知らない「対物賠償保険」の基礎

■とんでもない高額賠償となることも…

 「軽自動車だから」「周囲に高価な建物がないから」といった理由で、対物賠償の保険金額を安く設定する人もいるだろう。だが、事故は相手を選んで起きるわけではない。実際に次のように高額な賠償金が図らずも発生したケースはある。

・2億6135万円/トラック積荷(呉服)/1994年判決
・1億3580万円/パチンコ店/1996年判決
・1億2037万円/電車、線路、家屋/1975年判決
・1億1798万円/トレーラー/2007年判決
・1億1347万円/電車/1998年判決
※損害保険料率算出機構ディスクロージャーより抜粋

 いずれも、車で走っていれば目にする物ばかり。ひとたび事故を起こせば、一生かけても支払いきれない金額を科せられることもある。紹介したのは上位5例だが、数千万円の損害賠償額は十分発生する可能性があると頭に入れておきたい。

 ちなみに、コンビニエンスストアなどに車が突っ込む事故では、店舗の修理費用のほかに以下も必要となることが想定される。

・ガレキなどの撤去費用
・商品の弁償
・営業補償
・従業員の休業補償

 商品の汚れや休業による賞味期限切れなどが発生した場合、それらは弁償しなければならない。営業ができなくなれば、本来得られたはずの利益も補償する必要がある。身近なコンビニエンスストアも、損害を与えれば損害賠償額は数千万円、ときにはそれ以上にもなる。対物賠償保険の保険金額は無制限にしておくべきといえるだろう。

■見積もりをとるときのコツ

 新規契約時も継続契約時も、自動車保険ではまず見積もりをとることが大切だ。

 対物賠償保険の保険金額は、無制限、5000万円、3000万円と、複数提示されていることが多い。このとき、無制限プランを見ると、ほかのプランに比べてトータルの保険料は割高になっているだろう。無制限の場合は特約などを付けているケースがあるので、あらかじめ対物賠償を無制限にしたもののみで比較検討するのがおすすめだ。

(文/西村有樹)

(提供:オリコン)
2017/1/12 09:40 配信

「対物賠償保険」は、万が一の際にしっかりカバーできるよう保険金額を設定することが大切だ
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