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自動車においての「馬力」とは?

 2017年で創業70周年を迎える「フェラーリ」の最新フラッグシップモデル『Ferrari 812 Superfast』が、今年5月に日本国内で初めてお披露目された。特に注目を集めたのは800cvという強力な「馬力」。限定車などを除いては、フェラーリ史上最高出力のパワフルなエンジンを搭載しているという。

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 ところで、スーパーカーのスペックを語る際にはこの「馬力」という指標が度々用いられる。だが、その意味を正確に理解している人は意外と少ないかもしれない。そこで、今回は「馬力」の基礎知識を解説していこう。

 「馬力」とは、そもそも荷役の馬一頭による「仕事率」を表す指標。メートル法に基づく「仏馬力」とヤード・ポンド法に基づく「英馬力」があり、仏馬力では1馬力は「75kgの物体を1秒間に1mを動かす力」となっている。

 馬力を表す記号は国によって異なり、フェラーリの本社があるイタリアやスペイン、ポルトガルなどは「CV」、フランスは「CH」、アメリカやイギリスは「HP」、ドイツや日本では「PS」が用いられる。「HP」は英語で「horsepower」の略、「PS」とはドイツ語で「Pferdestarke」の略で、いずれも「馬の力」を意味している。ちなみに、国により計量法は異なるため「馬力」の数値は各国で微妙にズレが生じるのだが、いずれも元々は「英馬力」を基に定義されたものであることから、便宜上800cv=800馬力と表現されることが多い。

 端的に言ってしまうと、馬力とはつまり「その車が持つパワー」のこと。大きければ大きいほど、最高出力時における車の速度も速くなる。なお、日本では2004年に自動車馬力規制が解除されるまで、280馬力が規制上限とされてきた。上限が撤廃されて十数年が経過した今、2017年6月19日時点における国産自動車の最高馬力が570馬力(日産GT-R)であることを考えると、「Ferrari 812 Superfast」の800馬力がいかに凄い数値か分かるだろう。

 ただし、世界にはとんでもない馬力を持った車も数多く存在している。馬力が大きいからといって必ずしも良いクルマとは言い切れないが、スーパーカー好きにとって、心躍る数字のひとつであることは間違いない。

(榎田一郎)

(提供:オリコン)
2017/7/10 09:30 配信

フェラーリの最新フラッグシップモデル「Ferrari 812 Superfast」
フェラーリの最新フラッグシップモデル「Ferrari 812 Superfast」