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ツイン・ピークス俳優に鬼奴が感涙

 1990年代に全世界で社会現象を巻き起こした伝説のドラマシリーズ『ツイン・ピークス』。その最終話で、殺された美少女ローラがクーパー捜査官に「25年後にまた会いましょう」と語ったとおり、25年後を描いた新作が日本ではWOWOWで7月22日より全18話、独占初放送される。クーパー捜査官を演じて一躍有名になった米俳優カイル・マクラクランの来日も実現し、12日に都内で会見を行った。

【動画】デヴィット・リンチ監督のコメント映像

 前作は、日本では1991年にWOWOW開局時の目玉として初放送され、「ピーカー」と呼ばれる熱心なファンが出現するほどブームに。「カルト」や「ハマる」などの言葉が普及したのもこの作品によるところが大きいとされる。

 カナダの国境に近い田舎町ツイン・ピークスで、ハイスクールでも評判の美少女ローラ・パーマーが何者かに殺されることから始まる物語。FBIのクーパー捜査官と地元保安官ハリーが捜査を進めていく中で、小さな町の裏に潜んでいた愛と欲望、憎しみと裏切りに満ちた人間関係が次々と暴かれ、そこに常識を越えた怪現象までが発生し、デヴィット・リンチ監督の奇抜な世界観に、登場人物たちも視聴者も巻き込まれていった。

 前作に続いて、企画・製作総指揮、そして新作の全18話の演出をリンチ監督が務める。マクラクランは「前作の郷愁を呼ぶというよりも新しいストーリー、新しい方向性で作られた作品。一番の違いは、撮影前に脚本がすべてでき上がっていて、まるで18時間の超長編映画のように撮影しました。それを後から1時間ずつ放送していくか、というプロセスだったんです。企画・製作総指揮で監督のデヴィット・リンチとマーク・フロストが脚本を書き、リンチが全話を監督しているんです」と、ストーリーが進むにつれて方向性を失い迷走してしまうようなことはないと、アピール。

 一方で、“迷走”ともいえる奇想天外な展開が、『ツイン・ピークス』の魅力でもあったことを踏まえて、「前作とは全く違う意味で、私もいくつかの役を演じさせてもらっています。予測できないようないろいろなひねりがあって、誰もが予想できなかった展開が待っています」と思わせぶりに話し、「デヴィット・リンチ監督は奇妙な世界を作り上げる方なので、理解するのが難しいところもあるけれど、オープンな気持ちで観ていただけたらと思います」と視聴を呼びかけていた。

 会見には25年前、大学生だった当時、ブームに乗って、『ツイン・ピークス』にハマったというお笑いタレントの椿鬼奴がローラ・パーマーのコスプレで登壇。マクラクランに青いバラの花束を手渡し、劇中でローラがクーパー捜査官に耳打ちするシーンを真似して、「青春時代の記憶がよみがえってきた」と涙するひと幕も。

 新作を先行試聴しているはずなのだが、「説明を求められると、よくわからない」と首をかしげて、「難しい。前作もそうでしたが、雰囲気で観ちゃって、断片的に心に残るんですよね。得体の知れないものへの恐怖をあおるのがうまい」と作品の魅力を語った。

 出身地の米ワシントン州でワイン造りもしているマクラクランからワインのプレゼントを受け取った鬼奴は、「ダラダラしている日常の惰性で飲みたくない。よっぽど自分が頑張った時に飲みたい。うちの主人が勝手に飲んだりしないように気をつけたい」と話していた。

 新作『ツイン・ピークス』には、クーパー役のマクラクラン、ローラ役のシェリル・リーなど旧作の出演陣が多数再登場するのに加え、ローラ・ダーン、アマンダ・セイフライド、ナオミ・ワッツ、アシュレイ・ジャッド、日本人では裕木奈江などが新キャストとして参加する。WOWOWで7月22日スタート(二ヶ国版:毎週土曜 後9:00/字幕版:毎週金曜11:00、全18話※第1話無料放送)。



(提供:オリコン)
2017/7/12 14:41 配信

カイル・マクラクラン(右)の来日に感涙した椿鬼奴(左) (C)ORICON NewS inc.
カイル・マクラクラン(右)の来日に感涙した椿鬼奴(左) (C)ORICON NewS inc.