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車を手放すときの自動車保険手続き

 自動車保険は等級制度があり、保険を使わずに更新すれば割引率が1年ごとに大きくなる。車を手放すとき、再び保険加入の可能性があるなら、中断証明書を発行しておきたい。

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■中断証明書とはなにか

 廃車などにより車に乗らなくなるが、もしかすると先々新たに車を買う、または、自分は運転しないが、同居の家族が免許を取って車を買うかも知れない。そんな可能性があるならば、中断証明書を有効活用しよう。例えば、次のようなケースにおすすめだ。

「高齢になって免許返納、車を廃車」
「海外へ転勤するので車を売却」
「生活環境が変わり車を使わなくなり譲渡」

 いずれも任意保険は不要になり解約となる。通常、保険を解約すれば、これまでの等級は消滅するが(5等級以下を除く)、7等級以上で車を売却、廃車、海外渡航の解約なら、中断証明書を必ず発行したい。なぜなら再度車を買って任意保険に加入するときに、契約していた等級が生かせるからだ。つまり割引を使えるので、最初から入り直すよりもお得に契約できる。しかも10年間有効で、加入していた保険会社と違う会社でも大丈夫だ。

■中断証明書の発行方法

 保険を解約する日が決まったら、保険会社に連絡して中断証明書の発行依頼をする。基本的に電話などで依頼する形になり、そのときに発行条件を満たしているか確認される。そのあと、書類のやりとりをして発行となる。基本的には「中断証明書発行依頼書」といった書類を郵送で送付する必要がある。発行について手数料は不要だ。

 注意すべきポイントは、満期日が近いケース。更新や他社移行含む次年度の契約をせず、保険料の支払をしなければ解約となるが、中断証明書が自動的に届けられることはない。廃車を伴うなら、必ず依頼を行う必要がある。

■発行条件はあるのか

 まず7等級以上であることが前提となるが、このとき、契約中に事故があった場合、次契約の等級が7等級である必要がある。それに加えて、以下のいずれかの条件を満たす必要がある。

【1】解約日、または満期日までに廃車、他人への譲渡、売却、リース業者への返還手続き等を終えている
【2】解約日、または満期日までに車検証の有効期限が切れており、継続して車検を受けていない
【3】他の契約の自動車の廃車などに伴い、解約日(または満期日)までに、他契約の車と入れ替えている
【4】道路運送車両法第16条に基づき、解約日までに一時的に抹消登録している
【5】解約日(または満期日)以前に盗難に遭い、車両が発見されていない
【6】解約日(または満期日)以前に災害に遭い、車両が焼失した
【7】転勤などで海外渡航する場合、解約日(または満期日)が海外渡航日(出国日)の6ヶ月前の日以降である場合

 【1】~【7】のいずれかの条件を満たしていれば中断証明書は発行される。ただし、満期日(または解約解約日)から13ヶ月以内に「発行依頼書」の提出が期限となる。解約後でも依頼は可能だが、期限にはくれぐれも注意したい。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

(提供:オリコン)
2017/12/28 19:00 配信

一時的に自動車を手放すなどを考えている人へ 自動車保険「中断証明書」について紹介(写真はイメージ)
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