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宇多田ヒカル、ファン層に変化

 宇多田ヒカルの新作がフィジカル&デジタル1位。収録曲もデジタルシングルを急上昇。各種ランキング動向から、デビュー20年を数える宇多田に世代を超えるファン層がついていることがうかがえる。

【イメージ調査結果】2017年と2018年で変化した宇多田ヒカルのアーティストイメージ

 デビュー20周年を迎える宇多田ヒカルの2年ぶりのオリジナルアルバム『初恋』が、フィジカル(20.4万枚)、デジタル(3.8万枚)ともにアルバムランキング1位を獲得した。

 今作での宇多田のデジタルアルバム3.8万DLは、今年唯一2万DLを突破した作品となり、大ヒットと言っていい。デジタルでは聴きたい曲のみをDLする単曲購入が中心となり、アルバムとしてのDLは今週の2、3位で3000ほど。今年4~6月の1位獲得作でも週間1万DLを超えた作品はない。DLで音楽を楽しむ若いユーザー層へのよほどの訴求力がなければなかなか3万DLは超えない。

 コンフィデンスでは今作における宇多田のアーティストイメージの変化を分析しているが(7月5日配信「宇多田ヒカル、浮かび上がる新たな魅力 10代を魅了する“美しさ”」)、20年というキャリアを積み、30代に突入した宇多田ヒカルが“第3期”と呼ぶべきアーティスト性をいま新たに開花させ、新旧の世代を超えたファンを獲得していることがうかがえる。

 また、アルバム収録曲のデジタルシングル(単曲)でも、先行配信されていたリード曲「初恋」が2位(2.3万DL)、アルバムと同時配信された「誓い」が8位(0.8万DL)、過去の配信限定シングルで今作に収録された「あなた」が20位(0.5万DL)、今作の先行配信シングル「Play A Love Song」が30位(0.4万DL)と、それぞれアルバム発売とともにDL数を伸ばしてランクアップ。TOP30以内に4作をランクインさせた。

 なかでも5/30より先行配信されていた「初恋」は、初週の7.1万DL(1位)から、2.8万DL(1位)、2.2万DL(3位)、1.4万枚(4位)と高順位をキープしつつ、今週2位(累計15.7万DL)と大きく上昇。アルバム発売時の話題性が、ライト層に気づきを与えて、代表曲のシングル(単曲)購入へと動かしたことがうかがえる。このパターンは宇多田に限ったことではないが、『First Love』(99年3月10日発売)で765万枚のセールスを記録した彼女のかつての多くのファンも動かしたことが予想され、よりランキング動向に顕著に現れている。
(『コンフィデンス』2018年7月9日号掲載)

(提供:オリコン)
2018/7/8 08:10 配信

『初恋』宇多田ヒカル(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
『初恋』宇多田ヒカル(ソニー・ミュージックエンタテインメント)