第354回放送番組審議会 報告
第354回放送番組審議会は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会議は開催せず、委員が聴取リポートを提出し関係者が閲覧、感想や要望を共有する形をとった。
- 提出締切
- 令和 3年 2月 3日(水)午前11時まで
- 場 所
- 関係各位の所在地
- 委 員
-
委 員 長
副委員長山崎 広道 熊本学園大学 大学院教授
堀 栄裕 会社員
和泉 敏 会社役員
片島 荷風 デザイナー
佐藤みなみ 大学生 - 会社側参加者 浜田浩生 社長ほか4名
自社制作番組
「エーエス・ライジング presents Ruby Tuesday」
時間: 火曜 15:30~15:55出演: MASAKI
提供: エーエス・ライジング
テーマをもとに選曲した上質の洋楽を中心に送るミュージック・プログラム。
最終週はアーティストのリクエスト特集を行う。
<審議内容>
- さわやかで心地良く、シンプルに洗練された音楽番組。
- MASAKIのトークは無駄がなく、テンポもよい。
- MASAKIのしゃべりは落ち着いていて、安心感を与える。曲の途中にトークをかぶせないのも良い。
- アーティストや曲の紹介や今日は何の日かという説明など、情報をしっかり確認できる。
- 週ごとのテーマは季節感がありタイムリーで、選曲も良い。
- 知らない曲でも聴いてみると何度も聴いたことがある曲ばかりで、大学生でも楽しめる。
- 曲間にトークがないのは、聴いていて飽きるように感じる人もいるかもしれないので、コーナーやMASAKIのトークを入れてはどうか。
ネット番組
「SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~」
時間: 土曜 17:00~17:55出演: 川島明(麒麟)
提供: SUBARU
土曜日に55分だけ営業する架空の旅行会社にゲストが訪れる設定で、その思い入れの地をエピソードや音楽とともに巡る。
<審議内容>
- 川島明が旅のお供という設定が守られ、ゲストも幅広く選ばれている。
- 川島はゲストについてよく調べており、多面的にインタビューしている。安定感があり、低音のいい声が心地いい。
- 番組サイトの「営業日誌」でゲストの会話が細かく紹介されており、人となりなどがよくわかる。
- ラジオドラマとゲストパートがかみ合っておらず、ドラマは「あ、安部礼司」の真似に感じることがあった。
- 毎週朝に他局でやっていた川島の番組を聴いており、期待は大きかったが、構成などが複雑すぎて、川島の起用意図が伝わらない。
- 毎回「エウレーカ!」と叫びたくなる新たな気づきもなく、回によってばらつきを感じた。回が変わっても全体を貫くメッセージが欲しい。
- いろんなジャンルの曲を聴けたが、もっと聴きたいときもあった。
放送番組審議会事務局は、審議内容を関係者に伝達しました。