出席委員
第354回放送番組審議会は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会議は開催せず、委員が聴取リポートを提出し関係者が閲覧、感想や要望を共有する形をとった。
- 委員長
- 山崎 広道 熊本学園大学 大学院教授
- 副委員長
- 堀 栄裕 会社員
和泉 敏 会社役員
片島 荷風 デザイナー
佐藤 みなみ 大学生 - 会社側出席者
- 浜田浩生 社長ほか4名
自社制作番組
「エーエス・ライジング presents Ruby Tuesday」
- 時間
- 火曜 15:30~15:55
- 出演
- MASAKI
- 提供
- エーエス・ライジング
- 概要
- テーマをもとに選曲した上質の洋楽を中心に送るミュージック・プログラム。
最終週はアーティストのリクエスト特集を行う。
審議内容
- さわやかで心地良く、シンプルに洗練された音楽番組。
- MASAKIのトークは無駄がなく、テンポもよい。
- MASAKIのしゃべりは落ち着いていて、安心感を与える。曲の途中にトークをかぶせないのも良い。
- アーティストや曲の紹介や今日は何の日かという説明など、情報をしっかり確認できる。
- 週ごとのテーマは季節感がありタイムリーで、選曲も良い。
- 知らない曲でも聴いてみると何度も聴いたことがある曲ばかりで、大学生でも楽しめる。
- 曲間にトークがないのは、聴いていて飽きるように感じる人もいるかもしれないので、コーナーやMASAKIのトークを入れてはどうか。
ネット番組
「SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~」
- 時間
- 土曜 17:00~17:55
- 出演
- 川島明(麒麟)
- 提供
- SUBARU
- 概要
- 土曜日に55分だけ営業する架空の旅行会社にゲストが訪れる設定で、その思い入れの地をエピソードや音楽とともに巡る。
審議内容
- 川島明が旅のお供という設定が守られ、ゲストも幅広く選ばれている。
- 川島はゲストについてよく調べており、多面的にインタビューしている。安定感があり、低音のいい声が心地いい。
- 番組サイトの「営業日誌」でゲストの会話が細かく紹介されており、人となりなどがよくわかる。
- ラジオドラマとゲストパートがかみ合っておらず、ドラマは「あ、安部礼司」の真似に感じることがあった。
- 毎週朝に他局でやっていた川島の番組を聴いており、期待は大きかったが、構成などが複雑すぎて、川島の起用意図が伝わらない。
- 毎回「エウレーカ!」と叫びたくなる新たな気づきもなく、回によってばらつきを感じた。回が変わっても全体を貫くメッセージが欲しい。
- いろんなジャンルの曲を聴けたが、もっと聴きたいときもあった。