出席委員
第348回放送番組審議会は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、会議は開催せず、委員が聴取リポートを提出し関係者が閲覧、感想や要望を共有する形をとった。
- 委員長
- 山崎 広道 熊本大学副学長
- 副委員長
- 堀 栄裕 会社員
和泉 敏 会社役員
片島 荷風 デザイナー
佐藤 みなみ 大学生 - 会社側出席者
- 浜田浩生 社長ほか4名
自社制作番組
「朗読 声のおくりもの」
- 時間
- 月曜~金曜 14:45~14:55
- 出演
- 池田さとみ、橋本絵鯉子、本田みずえ ほか
- 提供
- メガネのヨネザワ
- 概要
- 名作や次世代に伝えたい童話などを朗読する。番組後半では相手に伝わる朗読のワンポイントを紹介する。
審議内容
- 長寿番組らしい安定した構成と内容で、安心して聴けた。
- 大変、引き込まれ、年齢関係なく聞き入った。あっという間の10分間。
- 一話完結でないため、早く次の回を聞きたくなった。
- オープニングとエンディングの音楽が番組にマッチしており、エンディングは話の内容の余韻を残している。
- 作品ごとに話者が変わり個性を楽しめた。
- 語りはさすがプロ、という印象を持った。
- 物語を読み込み、セレクトしたことへの責任感も強く出ている。
- こんな風に美しい言葉に触れ、ハッとしたのは、いつぶりだろうか。心穏やかなひと時だった。
- 朗読作品は子供向けだが、忙しく生きる大人たちに、立ち止まって失いかけているものはないか問われている気がした。
- 後半の朗読方法の解説は、抽象的な表現をわかりやすく伝えられないか。
- 昔放送した物語が再読されてもいい。再読リクエストを募るのはどうか。
- 紹介した童話をホームページに掲載してはどうか。
ネット番組
「Yuming Chord」
- 時間
- 金曜 11:00~11:30
- 出演
- 松任谷由実
- 提供
- 各社
- 概要
- 松任谷由実が、季節感や世の中の気になることをピックアップし週ごとのテーマ「今日のコード」を設け、エッセイ風に語る。
審議内容
- 聴きやすい語りとユーモアあふれる話で、選曲のセンスもさすが。
- プライベートライブラリーからの選曲は、興味深かった。
- 番組自体はまとまった内容になっている。
- リモート収録の最初は原稿を読むような感じだったが、回を重ねるごとに自然さと自分の言葉が戻り、気持ちが入ってくると自然と耳が傾いた。
- リモート収録のせいか、トークはあまりうまくない印象を持った。
- ファン向けという印象で、初めて聴くには入りづらい空気を感じた。
- 久しぶりに聴いたが、話が古臭く、センスがないと感じる話題もあった。
- 番組内コーナーのタイトルは、もっとセンス良くならないか。
- できれば毎週ゲストを呼んだほうがいい。