出席委員
第345回放送番組審議会は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、会議を開催する従来の形式に代えて、委員が聴取リポートを提出し、関係者が閲覧、感想や要望を共有する形をとった。
- 委員長
- 山崎 広道 熊本大学副学長
- 副委員長
- 堀 栄裕 会社員
和泉 敏 会社役員
片島 荷風 デザイナー
佐藤 みなみ 大学生 - 会社側出席者
- 浜田社長ほか4名
自社制作番組
「宇佐美工業&潤和presents「黒木タクシー」」
- 時間
- 土曜 18:30~18:55
- 出演
- 黒木よしひろ、マッキー
- 概要
- 黒木よしひろがタクシーの乗務員という設定で熊本の様々な人物を乗客に見立ててインタビューする。
審議内容
- 番組の状況設定に意外性があり、興味深く聴けた。
- 番組の進行に想像力を掻き立てられた。ラジオらしい。
- 作り手全員が力を合わせ、丁寧に番組を作っているように感じた。
- 「熊本弁」に好感が持てる。内容がスムーズに心に届いた。
- 黒木さんは出しゃばらず、へりくだらず話を巧みに引き出している。
- 黒木さんの話芸は、とても軽妙で、声だけで「空間」を感じさせる。
- マッキーさんとの掛け合いは滑稽だが、ややマンネリの感がある。
- ゲストは、話がしやすそうだった。
- 黒木さんの熊本弁には、敢えて役作りするようなわざとらしさを感じた。
- もう少し長く曲をかけてはどうか。
ネット番組
「日本郵便 SUNDAY’S POST」
- 時間
- 日曜 15:00~15:50
- 出演
- 小山薫堂、宇賀なつみ
- 提供
- 日本郵便
- 概要
- 手紙の送り主からじっくりと話を聞き出し、手紙を送るワクワク感や受け取る喜びなど、手紙に込められた想いを届ける。
審議内容
- コンセプトに一貫性があり、完成度が高く、質の高さを感じた。
- 取り上げる話題を丁寧に紹介していて好感が持てた。
- 小山さんの情報力と企画力には、敬服させられる。
- 番組の構成と演出のうまさゆえ、休日の昼下がりが楽しめた。
- 一度聴くと「手紙」という言葉が、心に刻み込まれる。
- 宇賀さんのしゃべりには経験不足が感じられた。存在感が薄い。
- べっこう作りの回は、音と職人のこだわりがうまくリンクしていた。
- ポスト会議やボイスレポートでは、多種多様な情報が得られる。
- 予算をかけて丁寧に作られている。
- 笑いを誘われたり、懐かしさを感じたり、CMはよく考えられている。