FMK エフエム・クマモト

社史

昭和60(1985)年4月1日、会社設立登記。アナウンサー、総務、営業、技術の社員を採用し10月1日、常勤役員3名を含む27名の陣容整う。9月11日、熊本メディアビル(熊本市千葉城町5ー50)が完成し、仮事務所から順次移転。9月22日試験電波発射、10月9日九州電気通信監理局の新設検査に合格(同日付で免許)、17日からサービス放送、11月1日に営業放送を開始。営業収益(5カ月間)2億703万円、経常損益は2333万円の損失。

主な出来事

初めての入社式

初めて採用された社員の入社式は昭和60(1985)年7月1日。まだ本社入居予定ののビルは完成しておらず、熊本市上通町の開設準備室で行われた。
採用試験には応募が殺到。単にアナウンサーとしてしゃべるだけでなく番組制作もできるFMK独自の“アナデューサー”には、地元出身の3人が採用された。ほかに営業部3人、技術2人、東京支社1人の第1期生誕生である。
沖津社長は「清潔で誠実な会社をつくっていこう」と訓示した。

創業研修

入社式から10日余りが過ぎ、アナウンサー研修の中間期に当たる昭和60(1985)年7月12日から2泊3日の日程で、創業研修を実施した。
阿蘇町にある保養所を借り切り、社長以下23人(東京支社長、同営業部長を除く)が参加。エフエム中九州という会社について共通認識を持つとともに、幹部と社長が起居を共にすることで一体感を培う狙い。
『会社経営のあり方』『社員の心得』の座学のほか、4班に分かれて「事前キャンペーン」『記念品、リスナープレゼント』『開局記念番組』『FMKの周知方法』について検討。みんなで新しい会社を作り上げるのだというムードがグッと盛り上がった。

料金発表会

これより前の5月21日、東京の銀座東急ホテルで広告代理店や関係者を招き、料金発表会を開いた。

アンテナ鉄塔完成

昭和60(1985)年9月3日、熊本市千葉城町の新社屋屋上に送信用アンテナ鉄塔が完成。高さ26.8m(地上から46.6m)。中央部にブルーとグリーンの「FMK」のロゴマーク入り。6日には送信用パラボラアンテナが取り付けられた。

この年の出来事

4月
  • (株)エフエム中九州設立
9月
  • 試験電波発射
10月
  • 金峰山送信所、人吉中継局開設
  • 本社を千葉城町の新社屋に移転
  • 超短波放送局免許の交付を受け、サービス放送開始
11月
  • 開局。午前6時放送開始
  • 開局記念コンサート「ポップス・ニューエイジ僕ら音楽仲間達」を県立劇場で開催(杉真理、伊藤銀次、安部泰弘、エポ、飯島真理、麗美)
  • 東京支社開設
  • 自社製作番組
    • 「This Morning」(月~金曜 8時20分~9時50分)
    • 「ランチタイム・リクエスト」(月~金曜 12時35分~13時)
    • 「ウィンディ・ストリート」(月~金曜 20時~20時30分)
    • 「Rockin America」(土曜 22時~22時55分)
    • 「FMK TOP10」(日曜 16時~16時55分)
    • 「FMKウィークエンドジャーナル」(土曜 19時~20時)
    • 「鶴屋サウンドグラフィティー」(月~金曜 9時50分~10時)
    • 「鶴屋コミュニティーBOX」(土曜 20時30分~21時)

    など始まる。

  • 開局時の人気看板番組
    • 「JET STREAM」(月~金曜 深夜0時~0時55分)
    • 「歌謡ベスト10」(土曜 13時~13時55分)
    • 「ポップ・ナウ」(月~金曜 16時~17時)
    • 「SOUND MARKET」(月~金曜 22時~22時55分)
    • 「ポップスベスト10」(土曜 14時~14時55分)
    • 「FMバラエティー」(月~金曜 18時~18時55分)

    など

1月
  • 初めてのニューイヤースペシャル(1日 8時20分~11時55分)