レギュラー番組『そよ風トーク』が日本民間放送連盟賞の九州・沖縄地区で優秀賞。CMでも第30回ACC全日本CMフェスティバルで地域優秀賞、第4回JFN・CMフェスティバルでCM大賞に。5周年記念コンサートとして『パーシー・フェイスオーケストラ』『マンハッタン・ジャズ・クインテット』『渡辺貞夫』公演を実施。
主な出来事
第1回社員旅行
初めての社員旅行は平成2(1990)年。前期、開局5年目にして初の単年度黒字を達成し、業績が好調に推移していく中で、社員の親睦と団結を深めてさらなる飛躍を遂げようという狙いだった。1泊2日で行き先は湯布院と城島高原。
レクリエーション委員に選ばれたメンバーは大張り切り。「どんな企画がいいか」と数か月前から会議を重ねた。
周到な準備の甲斐あって、ビデオクイズなど車内は大いに盛り上がり、クーラーボックスのビールもアッという間になくなった。
以後、天草、長崎、佐賀、指宿、宮崎、福岡、北九州・萩など九州を中心に各地を訪ねることになる。
初の招待海外旅行
開局5年目の平成2(1990)年、売り上げは順調に伸びていたが、「10年で10億円」の大きな目標達成には、さらに広告主を拡大してパイプを太くする必要がある。そこで、初のヨーロッパへの広告主招待旅行を実施した。
11月19日(月)に出発、ロンドン、音楽の都ウィーン、モーツァルトが生まれたザルツブルグ、インスブルグ、ミュンヘンを巡る8日間の旅。ウィーンではウィーン少年合唱団の寄宿舎を訪問し、通常はできない合唱団の練習教室で歌声を聴くなど、FM局らしい旅程だった。
FMKミュージックサロン
FMKの誕生は、若者たちに大きな喜びで迎えられた。半面、「FMは若者向け」というイメージが強い分、主婦層にはなかなか聴いてもらえなかった。
考えた揚げ句、企画室長の小川芳宏は上月晃に白羽の矢を立てた。上月は熊本出身、元宝塚の大スターで旧知の間柄。番組出演を打診したところ、快諾を得た。
こうして生まれたのが毎週土曜午後の『上月晃とともにー世界の音楽』だった。上月の知名度の高さもあって好評を博し、ファン層拡大に大きく貢献した。
これと併せて、ホテルのディナーショーならぬランチタイムを利用したサロン風コンサートの構想も膨らんでいった。平成3(1991)年2月、およそ100人の会員でスタートしたのが『FMKミュージックサロン』。ホテルキャッスルを会場に年4回、昼食を取ったあと歌や演奏を堪能するという趣向である。
第1回の出演は鶴和美(バイオリン)高野悦子(ピアノ)のデュオ。以後、上月晃をはじめテディ池谷(ジャズピアノ)、趙国良(胡弓)、戸川昌子(シャンソン)、アントニオ古賀(ギター)、菅原洋一(シャンソン)、高崎裕士(津軽三味線)、長谷川きよし(ギター弾き語り)など多くのミュージシャンが会を彩っている。
この年の出来事
- 4月
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- 「FMKパフォーマンスライブ嘉門達夫」を熊本市総合婦人会館で開催
- 「ゆうせいあなたに愛たいむ」(金曜15時~15時30分)始まる
- 5月
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- 50回記念「NTTミュージックコンサート」ぎゃらりーNTTで開催
- 6月
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- 開局5周年記念「パーシー・フェイスオーケストラ・メモリアル・コンサート」を熊本市民会館で開催
- 7月
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- 第4回JFN・CMフェスティバル
- グランプリ「ヤング欄篇」(熊本日日新聞社)
- 地域優秀賞「空振り篇」(熊本ファミリーゴルフ)・「花キューピッド篇(JFTD)」
を受賞
- 第4回JFN・CMフェスティバル
- 8月
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- 開局5周年記念「マンハッタン・ジャズ・クインテット・コンサート」を菊南温泉観光ホテルで開催
- 9月
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- 「FMKカップ’90ソフトバレーボール」を県立総合体育館で開催
- 10月
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- FMフェスティバル・FMKもモンタナで取材
- FM協議会が共同制作に加わった映画「TSUGUMI」公開
- 第30回ACC全日本CMフェスティバル地域優秀賞「ヤング欄篇」(熊本日日新聞社)を受賞
- 日本民間放送連盟九州・沖縄地区ラジオ娯楽部門優秀賞を「NTTそよ風トーク」が初受賞
- 「FMK CUPID DAY GOLF&PARTY」を熊本中央ファミリーゴルフ場・菊南温泉観光ホテルで開催
- 11月
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- 「開局5周年記念スペシャルサンクスリスペクト」を放送(1日18時30分~20時30分)
- 1月
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- 開局5周年記念「渡辺貞夫グループ熊本公演」を県立劇場で開催
- 2月
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- FMKミュージックサロン開始(年4回)