『選別される生命(いのち)~出生前診断が映しだす現実』が第36回ギャラクシー賞ラジオ部門大賞に。ハートフル国体でイベントFM開設。2000年問題は、放送機器の更新などでクリア。ホームページ開設。聴取率は7年連続トップ。
主な出来事
ハートフル国体でイベントFM
平成11(1999)年9月(夏季)と10月(秋季)、熊本で昭和35年以来2度目の国民体育大会が開催された。
国体開催と併せて、開催地では身体障害者の大会も開かれる。『ハートフル国体』である。熊本でも11月6、7の両日、県民総合運動公園を中心に、陸上競技、水泳、アーチェリー、卓球、車イスバスケットボール、グランドソフトボール、バレーボールの7競技が実施された。
このうち、陸上競技とグランドソフトボールには、目の不自由な選手も多く参加するため、情報伝達手段としてイベントFM放送を実施することになっており、FMKがこの役割を担い2日間、放送した。
2000年問題
西暦2000年を前に『Y2K問題』が世間を騒がせた。
コンピューターが年数を下2ケタで認識するように設定されているため、誤作動によって起こるであろうさまざまな混乱予測が喧伝された。FMKも放送機器を中心にいろいろな事態が想定されるとして平成11(1999)年5月に『2000年問題検討委員会』を組織し、検討を進めた。
番組や営業データなどを扱うメーンコンピュターEDPSとオーディオファイルは前年から更新を進めてきており、番組送出のAPSもチェックを済ませた。
それでも、12月31日はハラハラ、ドキドキ。入れ代わり立ち代わり2階の窓から外を見つめ、日付が変わった瞬間、明かりが消えるでもなく街の様子が全くいつもと変わらないことに、ホッと胸をなでおろした。
この年の出来事
- 4月
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- 「やまだひさしのラジアンリミテッド」(月~木曜22時~23時25分)スタート
- 「FMKジャーナル」(月曜19時~19時55分)スタート
- 5月
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- 2000年問題対策委員会を設置
- 「選別される命」がギャラクシー賞ラジオ部門大賞を受賞
- 7月
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- JFN賞 第1部門最優秀賞「キャディーのいらない乗用カートのゴルフ場」(見上カントリークラブ)を受賞
- ハートフルくまもと大会でイベント・ミニFM局を開局
- 8月
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- 第8回冒険ロマンチスト大賞に加地正隆氏(増田明美講演会開催)
- 10月
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- ACC賞 奨励賞「どんな人への贈り物も・・・」(ハビタ)を受賞
- 11月
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- 「DJBUNYA&TOMMY Presents K-ROCK #1」ライブをLIVEBASE CREWで開催
- ホームページを暫定開設
- 12月
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- 「FMKカウントダウン2000 in アスペクタ」開催