FMK エフエム・クマモト

社史

『樋口了一の帰ってきた夢旅人』スタート。マルチメディア放送への動き活発化。インターネット利用のサイマル配信実験開始。『イルカ』『中孝介』コンサート実施。共同聴取率調査は男女12~69歳の週平均、平日平均、土曜、日曜の全部門で2年年連続トップ。

主な出来事

Twitter・Facebook開始

FMKのTwitterとの関わりは、平成21(2009)年6月の聴取率調査週間の際に始まった。
6月13日(土)午後3時台に、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝した直後の辻井伸行の特別番組を放送し、その告知をツイートしたのが最初である。
番組宣伝情報のほか、急な番組編成の変更などの際に速報として告知する使い方などもあるが、現在は番組ブログの更新を文章の最初の一部を含めて自動ツイートさせることで、番組宣伝につなげている。
Facebookは、平成24(2012)年12月から運用を開始した。現在は、社員が交代で写真とコメントを掲載。また、ゲストや先行電話予約を中心とした番宣情報を掲載しているほか、ポッドキャストの更新情報を掲載している。
なお、TwitterもFacebookもパソコン版サイトのトップページにタイムラインを掲載しており、更新状況が両サービスの利用者でなくても分かる。

九州・沖縄マルチメディア放送が発足

平成21(2009)年10月7日、九州・沖縄マルチメディア放送株式会社が発足、FMKも出資して参加した。
これは、前年7月に公表された『携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会』の報告書を基に、地上アナログテレビ放送の終了によって空くVHF帯周波数のうち、低い帯域(VーLOW)を使ったサービス(音声やデータなどのコンテンツを柔軟に届けることができ、ハードとソフトは分離)に参入する企画会社。
ここに至るまでには曲折があった。平成13(2001)年に(社)デジタルラジオ推進協会(DRP)が発足し、2年後の10月から東京と大阪でデジタルラジオの実用化実験放送が開始されたものの、受信端末が発売されず、広がりが見られなかった。
続いて平成16(2004)年9月に発足した『デジタル時代のラジオ放送の将来像に関する懇談会』がまとめた報告書ではDRPによる推進方針が撤回され、代わって携帯キャリアや自動車メーカーなど新規参入を含む民間企業が共同設立する『マルチプレックス』に免許を譲渡し、平成18(2006)年中に新規サービスを開始することとされた。複数のソフト事業者が参加できる制度だったが、同年秋の周波数割り当て見直しで撤回された。
次いで出されたのが『携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会』報告書。これを受け、九州・沖縄マルチメディア放送株式会社と同時に、北日本、東京(関東)、中日本(東海・北陸)、大阪(近畿)、中国・四国という各ブロック単位の企画会社が発足した。
ところが、民主党への政権交代が起こると平成22(2010)年に『ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会』が発足して、それまでの政策が見直され、翌年3月11日に起こった東日本大震災でさらに見直し・・・。近い周波数帯(VーHIGH)で平成24(2012)年に放送が開始された『NOTTV』とは対照的だった。
しかしこの年の総選挙で自民党に政権が移ってからは、VーLOWマルチメディア放送の制度整備が進み、福岡で九州・沖縄マルチメディア放送株式会社が、本放送を見据えた本格的な実証実験を24年夏から翌年3月まで実施。26年12月にはハード事業者の募集が始まり、総務省が認定作業を行っている。

タンクマ大賞ベスト5に3番組

平成21(2009)年度の『タンクマ大賞』で『FMKパンゲア!』『FMK RADIO BUSTERS』『黒木よしひろの302号室』の3番組がベスト5に選ばれた。
『タンクマ』は昭和54(1979)年に創刊された熊本人なら誰でも知っているタウン情報誌。そのタンクマが毎年12月号に掲載している『タンクマ大賞』は、熊本のローカルラジオ、テレビ番組やアナウンサー、タレントなどをタンクマ読者の投票によってランク付けしたもの。
この年の1位に選ばれた『FMKパンゲア!』は、平成19(2007)年の大改編時に、船出した自信作。平成24(2012)年まで続いたこの賞で、毎年トップを独走した。
イブニング・アドベンチャーと銘打ち音楽を中心とした番組『FMK RADIO BUSTERS』は常にTOP5入りを果たし、安定した人気を保つ。
最後となった平成24(2012)年度のタンクマ大賞では、金曜昼のお騒がせプログラム『FMK BEAT MAX』もTOP5入りを果たし、生ワイド3番組が5位以内という圧倒的人気でFMKのパワーを示した。

この年の出来事

4月
  • 「JET STREAM」の5代目パーソナリティーとして「大沢たかお」登場
  • 特別番組「FMK Holiday Special FunFun Wednesday」を放送
6月
  • FMK公式twitter開始
8月
  • 第32回火の国まつりオープニングステージ「HAN-KUN from 湘南乃風ライブ」を熊本城二の丸広場で開催
  • 「古墳祭ライブ in なごみ」(出演:イルカ、樋口了一)を、和水町肥後民家村野外ステージで開催
9月
  • 「FMK 中孝介トーク&ライブ in 本丸御殿」を、熊本城本丸御殿中庭で開催
10月
  • 九州・沖縄マルチメディア放送(株)が発足
3月
  • 「FMKスプリングフェスタ~ダンス!ダンス!ダンス!」を、県立劇場演劇ホールで開催