熊本大学との共同制作番組『17歳の保健室』放送。11年ぶりに単独で聴取率調査実施。金峰山送信所の無停電電源装置を更新。NEWーS地下1階のサテライトスタジオ閉鎖。
主な出来事
「17歳の保健室」
平成24(2012)年6月から7月までの約2カ月間、『17歳の保健室』を毎週月曜から金曜までの5分番組として放送し、大きな反響があった。
3年前の秋、熊本大学政策創造研究教育センターの河村洋子准教授から、「青少年への正しい性教育について、エンターテインメント・エデュケーションの手法を用いたラジオドラマを制作したい」と相談があった。
『エンターテインメント・エデュケーション』とは、あるテーマに基づいて、その教育的メッセージを意図的にドラマやゲームなどの娯楽に取り入れ、そのツールを使って教育を行っていく手法。その教育的メッセージが、受け手の考え方や行動を変える動機づけになる、とされている。
編集技術部で検討し、「通常のラジオドラマのように大人目線で脚本を制作したり、出演者を選定するのではなく、等身大の大学生を中心に全てのスタッフを組んでみては?」と提案。熊本県内の大学生を中心に制作スタッフチームを組織し、プロジェクトがスタートした。
打ち合わせを重ねるごとに議論は白熱し、大人では予想もつかないような本音のトークが飛び出した。その本音の部分がメッセージとしてふんだんにドラマの脚本に取り入れられ、最終的にセンセーショナルだが真剣な情熱のこもったメッセージが出来上がった。出演者も、県内の高校生と大学生の中からオーディションで選び、文字通り等身大の作品として仕上がった。
このプロジェクトは、「青少年への正しい性教育」をテーマにシリーズ化し、その後も単発番組などの制作、放送を続けている。
サテスタ「JーPIT」閉鎖
平成25(2013)年3月28日の放送を最後に、FMKサテライトスタジオ〖JーPIT〗は11年間にわたる役目を終えた。
平成14(2002)年4月のオープンから、夕方の生ワイド番組の放送を中心に音楽・文化の発信拠点として存在感を示した。11年間に迎え入れたアーティストゲストは約880組。とりわけ平成16(2004)年12月、ORANGE RANGEがスタジオ入りした際、制服姿の高校生を中心に約2000人ものリスナーが殺到した。その熱狂ぶりは、記憶に新しい。
この年の出来事
- 4月
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- FMKサテライトスタジオJ-PITオープン10周年を記念し、FMKの昼、夕方の生ワイド番組を1週間全て、J-PITから公開生放送
- 5月
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- FMKプレミアムライブ「さかいゆう How’s it going?」を熊本全日空ホテルニュースカイで開催
- 特別番組「FMK MISATO TEAM RADIO MIX」放送
- 全国ネット番組「やまだひさしのラジアンリミテッド」(金曜深夜1時~5時)をFMKから生放送
- 6月
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- ラジオドラマ「17歳の保健室」(月~金曜21時55分~22時)を放送(2カ月間、全40回)
- 7月
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- 九州北部豪雨発生
- 石井竜也トークライブは10月に延期
- FMKプレミアムライブ「長澤知之 SEVEN」を2階ホールで開催
- JFN賞2012CM部門で「ケンカと乾杯」(キリンビール)が、統一部門(40秒)・キリン麦のごちそう賞を受賞
- 8月
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- 第35回火の国まつりオープニングステージ「TEE & Ms.OOJAライブ」を熊本市民会館崇城大学ホールで開催
- 「FMK BEAT MAX × greenbird熊本 街中ゴミゼロキャンペーン活動」がスタート
- 9月
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- FMK親子ラジオ工作教室を開催
- 10月
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- 秋のくまもとお城まつり「若人の祭典」を熊本城奉行丸で開催
- 「FM FESTIVAL2012 未来授業~明日の日本人たちへ~」を、小山薫堂氏を講師に迎えて、熊本市現代美術館アートロフトで開催
- 11月
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- 「ローリングストーンズ結成50周年記念 1day festival」を実施
- 12月
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- 特別番組「ラジオドラマ 17歳の保健室スピンオフ~君と一緒に~」を放送
- 「青木カレン Swing in,Drive 青木カレンライブ」公開生放送
- 2月
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- かなぶんや氏の還暦を祝って、特別番組「かなぶんやRolling60」を生放送(3日間、計約6時間)
- 特別番組「熊本城マラソン2013応援スペシャル」を、びぷれす広場から生放送
- 3月
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- 「FMKダンスコンテスト2013」を、辛島公園で開催
- FMKサテライトスタジオJ-PITを閉鎖