FMK エフエム・クマモト

POWER WAVE

2025年11月

明日の足跡

T字路s
結成15周年にしてメジャーデビューしたT字路s(ティージロス)のメジャー1stアルバム「MAGIC TIME」からの1曲。

Gt,Vo伊東妙子、Ba篠田智仁によるギターヴォーカル、ベースのデュオ。ブルース、フォーク、ロックンロールをベースに、人生における激情や悲喜交交を圧倒的な歌声で表現した楽曲で、熱い支持を集めている。

2015年に結成し2017年に初のオリジナルアルバム『T字路s』をリリース。2022年にはセルフカヴァーの収録曲「これさえあれば」が、T字路sが劇伴を手掛けた映画 『メタモルフォーゼの縁側』で主演の芦田愛菜と宮本信子が主題歌として歌唱し話題に。2023年は、初のベストアルバム『THE BEST OF T字路s』、The Street Slidersのトリビュート作品、NHKラジオ深夜便のテーマ、NHKみんなのうた、日本テレビ ドラマ「だが、情熱はある」の劇伴など、精力的にリリースし活躍の場を広げている。

多くのライブや楽曲タイアップで知名度を上げ続けるT字路sが満を持してリリースするメジャー1stアルバムはこれまでにないバンドアレンジを中⼼とした新たな表現へと踏み出した意欲作。中でも「明日(あした)の足跡」はたとえ不安や迷いがあっても進みだすことや、明日へ向けて歩みを止めないことの大切さを教えてくれる一曲となっている。
明日の足跡
明日の足跡 / T字路s
レコード会社
ソニー‧ミュージックレーベルズ
レコード番号
メジャー1stアルバム「MAGIC TIME」(ESCL-6137~6138) 2025年11月12日リリース

欠片

Lavt
国内外で話題沸騰中のシンガーソングライターLavt(ラウト)、待望のミニアルバム「glauben(グラウベン)」からの1曲。

大阪市出身の2002年生まれ。小学生時代にASIANKUNG-FUGENERATIONの影響でベースを始め、独学でギター・作曲を習得。VOCALOIDシーンでの活動を経て、2023年よりLavt名義で本格始動した。J-Popを基盤に、エモーショナルなオルタナティヴポップやロックを融合。切なさと哀愁を湛えた歌詞世界、ギター主体のサウンドと、情感豊かなメロディが魅力。

2025年にはSpotify「RADAR:EarlyNoise2025」に選出。夏にはSUMMERSONIC2025、WILDBUNCHFESTといった日本を代表する大型フェスへ出演。8月に開催した初ワンマンツアーは即日完売となる等、音楽ファンからの熱い支持を集めている。

 本作「欠片」は、「人間の弱さを否定せず肯定することでこそ人は輝ける」という願いを込めた楽曲。インディーロックの疾走感に、カントリーロックの温かみあるギターサウンドを重ね、まるで草原を駆け抜けるような開放感と、胸を締め付けるようなエモーションが共存した1曲となっている。
欠片
欠片 / Lavt
レコード会社
BOOSTACK
レコード番号
ミニアルバム「glauben」(LAVT-0002) 2025年11月5日リリース

Counterweight

Bridge Dog
オーストラリア・シドニーを拠点に活動中のインディーポップ・バンドBridge Dog(ブリッジ・ドッグ)、デビューアルバム『Auto Fictions』からの1曲。

Grace Ha(グレース・ハ)とBrian Parkを中心に結成された4ピースバンド。2021年に活動をスタートし、同年にはデビューEP『Going South』をリリース。甘酸っぱくキラキラと輝くサウンドと、サイダーのように爽やかな音像に、華やかでキャッチーなボーカルが絡み合う極上のインディーポップが魅力である。まさにインディーポップ・リスナーが探し求めていた新人バンドと言えるだろう。

『Auto Fictions』は、Bridge Dog が結成から4年超しにリリースした待望のデビューアルバム。2010年代のインディーポップのレジェンド達を彷彿させるようなキャッチーで誰もが虜になるであろう楽曲ばかりを収録していて、中でも本作「Counterweight(カウンターウェイト)」はAlvvaysを彷彿させるような、シューゲイズとインディーポップの間を突いた大名曲となっている。
Counterweight
Counterweight / Bridge Dog
レコード会社
P-VINE
レコード番号
アルバム「Auto Fictions」(PCD-25503) 2025年11月5日リリース