避難時の注意点
予備避難も含めて、自宅以外へ避難する場合は、しばらく家を空けることになります。その不在時に自宅で思わぬ事態が起きることも。帰宅後に元の生活を続けるためにも、家を空ける場合には事前に家の安全を図りましょう。
チェックリスト
避難時の注意点チェックリストPDF ▶
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火災の原因をつくらない
阪神・淡路大震災の死因の約10%が焼死ということからもわかるように、初期消火はとても重要です。火災を発見した場合は、火が小さいうちに消火器や水バケツなどで消火します。消火活動では自分の身の安全が第一ですので、炎が天井に届くなど、身の危険を感じたら消火活動をやめて避難します。 -
ガスの元栓を閉める
復旧したときにガス漏れを起こして爆発するおそれがあります。ガスメーターは自動的に遮断される場合もあるので、使用しているガス会社に事前に確認しておくと安心です。 -
水道の元栓(止水栓)を閉める
水も漏水の恐れがあるので元栓から閉める。メーターボックス内のメーターの近くにある止水栓を右に回して閉じます。事前に止水栓がどこにあるかを確認しておきましょう。貯湯式温水器をご用の場合、温水器専用水栓も閉じる。 -
電気のブレーカーを落とす
電気はブレーカーのスイッチを切り遮断。倒れた家財道具の中にスイッチが入った状態の電気製品があると、通電再開後、火災のおそれがあります。 -
安否メモを残す
不在中・避難中に家族や知人が訪ねてくる可能性もあります。自分や家族が無事であることや不在時の連絡先を記載した安否メモをドアなどに残しておく。空き巣被害を防ぐため、避難場所などは書かないのが良いでしょう。 -
ドアや窓の施錠
過去の災害でも空き巣被害が多く報告されています。普段の外出時同様、ドアや窓のカギはしっかりとかけ、窓などが破損している場合は、できる限りの補修を行うなどできる対策をしておきましょう。 -
災害伝言板・SNSで連絡する
電話が通じなくなることを想定し、連絡手段を複数用意しましょう。熊本地震では、SNSも有効でした。 -
地域の人へ連絡する
町会役員など地域団体の関係者に、自分が避難することと避難場所を伝えること。情報を共有しておくことで町の減災につながります。
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